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【緊急インタビュー】『24時間ではしりぬける物理』小林 晋平准教授

United Code
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今回、24時間連続講義というある意味とんでもない企画に挑戦されるとは思うんですけど、そもそもこの企画をやろうと思った経緯とはなんでしょうか?


一つはやっぱり夜学が延期になったっていうのがありますね。
夜学は、物理を体感するとか、音楽と組み合わせて全然違うエンターテイメントとして物理を味わうイベントです。そこでは難しいものは難しいまま面白がったっていいじゃないかと。

そもそも難しいからこそ面白いってあると思うんです。推理小説が難しい方が面白いのと同じです。その興奮が全然伝わらないまま誤解されてるのは勿体ないなってずっと思ってたんですね。だからああいうイベントやりたかったんだけど、コロナの騒ぎで一つできなくなってしまった。

それともう一つ、動画で配信することは以前から考えてはいたんですが、少しためらっていたんですよ。やっぱり生で面と向かってやるものに比べると、動画では熱が伝わらないんじゃないかなって思ったりして。

喋る方としても、見てくれている人たちの表情が分からないとやりにくいわけですよ。

みんなが難しいって感じてるなとか、つまんなそうにしてるなと思ったら話題変えたりとかが出来ないわけで、動画ってやりにくいなって思ってたんですけど、コロナのこういう事態になった以上、一回動画の配信を試して見るべきかなって思ったんですよね。

できるできないとか言ってないでまず一回実験してみようと。それで自分で一人でYouTube動画を配信してみようと思ったんですよ。

動画は動画でまた良さがあって、繰り返し観れるとか好きなとこだけ観れるとか、そういうのって逆にライブでは出来ないことなわけですよね。

ただ、動画は熱を伝えにくいっていうのをすごく感じたんですよ。それをなんとかしたいと思ったときに、動画そのものじゃなくてパッケージの部分でというか、外側の部分で何か面白いイベント、お祭りにしたらひょっとしたら変わるんじゃないかなと思って。

なんか自粛ムードでつまらない感じになってるじゃないですか。

そんな時こそお祭りみたいなことをやりたくて、なおかつクオリティの高いものを届けられないかと思ったときに、高校物理で一気に駆け抜けるってことをやったらイベントとしても面白いし、しかもこれが役に立つなって人も多いんじゃないかなって思ったんです。

普段講義をしている大学や大学院むけの内容だと、理系の大学生とか、物理が好きな人たちにしか伝わらないですけど、高校物理なら、宇宙とか相対理論だけには興味あるんだけど今まで物理は敬遠してた人たちにもメッセージ届けられるなって。

それに、どんなに忙しくても1日なら物理に時間をもらえるんじゃないかと。何日間も勉強するのは大変かもしれないけど、たった1日。まあ24時間ではあるんですけど(笑)

たった1日付き合ってくれたら面白い体験できるかもしれませんよっていうのは、皆さん面白がってもらえるかなって思って。当初「48時間でやろう」っていう話もありましたけど、そのパターンがなくなったのは単純に僕の体力の限界です(笑)

48時間にしとけば多分詳しくやれるとは思いますけど、それはさすがに無理なので(笑)

僕もしゃべりたいことは山ほどありますけど、むしろそれを24時間になんとか収めるってのが挑戦かなと思っています。


そうですね。
今回の企画もそうなんですが、『夜学』だったり『大人の科学バー』だったりさまざまな活動を小林先生は行っていますが、そういった活動はなぜ行っているのでしょうか?


そもそも自分が何を知りたいと思ってやっていたのかを見つけたかったって所が大きいんですよ。
一般の人に向けて講座をやるのが一番いいのか、研究だけをやってる方がいいのか正直分からなかったんですね。

なのでとにかく動いてみようと思って皆さんの所で喋りだしたってのが実際のところで、喋ってるうちにだんだん自分がやりたい事が少しずつ明確になっていっている感じです。

少し見えてきたのが、RIIFS構想(リーフスこうそう)って僕が名付けている、文化都市構想というか、学びで街を作る構想ですね。RIIFS は Research Institute for Integrated Fundamental Sciences(統合基礎科学研究所)の頭文字です。様々な分野の基礎科学を研究できるところを作る。学びの力で世界を変えていく。

最後はどうなったら嬉しいかというと、僕は世界の深層は様々なものを全て含めて綺麗だと確信しているんですが、世の中には不当な理由で、本人のせいじゃないのに「世界が綺麗だ」なんて言ってられない人たちって沢山いると思うんですよ。

生まれたときからその国で戦争してたとか、親から虐待を受けているとか、ものすごく貧困の中にいるとか、「世界が綺麗」なんて、それこそそれが「綺麗事」だと思っている人は山ほどいると思うんです。少しでもそういう不幸を減らしたいなと思っていて。

僕は、戦争の一つや紛争の一つを止められなかったら学問としては力がないんじゃないかと思うんですよ。

本当の学問って最終的にはそういうものを止めれるぐらいの力があって、戦争でもなんでも、『馬鹿なことやめようぜ』、『くだらないことやめようぜ』って言えるのが本当の学問の力じゃないかと思っているんですよ。そして学問にはそういう力があるということを僕自身も確かめたい。

学ぶ街を作りたいっていうのは、その学問の力によって、本当の人間が人間として幸せになるための真の価値観みたいなものを探っていこうよっていう、そういう事が出来る場所を作りたいからなんです。

面白いからとか、楽しいからやってるんですって堂々と言えるような、そういうものを社会に実現したいなって思っています。

今回United Codeの皆さんとも一緒にやらしてもらって非常に僕も志が近いなって思ってるとこがあるんですけど、音楽の力で世界の貧困とかを少しでも無くしていけたらって想いがありますよね?

そこが一緒なんだと思うんですよ。なんかそういう止むに止まれぬ思いというか、自分にも何か出来ないかなって思って、とにかくできるところからやってるってのが。


小林先生自身そういった構想だったり想いに行き着いたキッカケってあったんでしょうか?


僕は子供のころからなぜかそうなんですよ。ひょっとすると父親が与えてきたものがそういうものだったのかも知れないですけど、小学校3年生の時にクラス目標を皆で考えてて、僕が思いついたクラス目標が『人間らしく生きる力を持とう』だったんですよ。

子供って直感的に大人は汚いとかなんか思ってるところあるじゃないですか?多分なんかそんな思いがあったんでしょうけど、なんとなく「人間が人間らしく生きてないんじゃないか」と思ったんでしょうね。

でも多分、多かれ少なかれ子供って誰でもそういう思いを持っているんですけど、だんだんそういうことを忘れていっちゃうんですよね。ただ、たまたま僕はラッキーで周りに同じ事を考える人たちもいたので、そのまま考え続けることを許されたっていうか。

アインシュタインの言葉なんですけど『研究者の良い所は、子どもが子どものままでいさせてもらえるところである』って言葉があって。


子供が子供のまま・・・


最近は研究者をとりまく環境とかも変わってて、少しずつそういうのが許されなくなってきてるのは物凄く悲しい話ですけどね。
それって研究者じゃないよなって思いますけど。


なるほど、本来あるべき姿というかスタンスが変わっていくにつれ、研究や学問の魅力などが伝わりづらくなってしまっているのですね。


では最後に、開催にあたって小林先生の意気込みをお願いします。


このチャレンジが前代未聞なのは僕にとってもそうなわけで、正直怖さもかなりあります。体力的な怖さとか、皆さんに喜んでもらえるのかとか。
ただですね、物理に対する見方が恐らく変わるだろうと思いますし、これを期に日本とか世界の学び方が変わるんじゃないかなって予感もしているんです。

最後は盛り上がって、『あれってなんだったろうね?』『あの盛り上がりってなんだったろうね?』ってなれば一番いいなっていう感じですね。皆さんと一緒に謎の一体感というか、よく分からない高揚感を味わいたいですね。

翌朝目が覚めたらあれ何だったろう?っていうのでもいいから、「一回あれを体験したらもう戻れないな」みたいなのを味わえたら良いなって思いますね。


ぜひそんな体験を生み出せるよう僕たちも尽力させていただきます!
本日はお忙しい中お時間いただきありがとうございました!

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Artist

FooLiGANS “silence” Guitar Play-Through

United Code

L←Saku / R→KAD

ネオミクスチャーロックバンドFooLiGANSが3rd.EP “NEW AGE” からsilenceのGt Play-ThroughをYouTubeにアップロード。silenceの楽曲はイントロからGt.KADの壮大で疾走感溢れるギターリフにGt.Sakuが奏でる美しく流麗なメロディが絶妙にマッチしている。AメロからBメロもFooLiGANSならではのギターリフでニューメタル好きなら必聴なネオミクスチャーサウンドになっている。そこからサビでは一気にメロディアスで疾走感溢れる楽曲になっている。今回は3rd.EP “NEW AGE”からsilenceのGt Play-Throughだが他収録曲もニューメタル、ハードコア、hiphopから影響を受けた楽曲が多いのでご視聴あるのみ!!

3rd.EP “NEW AGE”

LINK CORE

 

1.DOG

2.ジユウ

3.CHAIN

4.silence

FooLiGANS


 

Filmed and Edited– ヤナギサワコウタ (YPKworks)

Twitter

https://twitter.com/ypkworks?s=21&t=My1hK9qtqE7sios-BaOG2Q

Instagram

https://www.instagram.com/ypk_works/?hl=ja

 

Audio Engineer– SATOJI / Nyse.S.W 

Twitter

https://twitter.com/satoodesu?s=21&t=My1hK9qtqE7sios-BaOG2Q

Instagram

https://www.instagram.com/satoji_good_bye/?hl=ja 

 

Location– Studio Décorer

https://decorer.studio

 

a

#guitar #playthrough #FooLiGANS #フーリガンズ

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Entertainment

FooLiGANS 3rd.EP “NEW AGE” Digital Release

United Code

Member(L→R) Kad(Gt) Hiroki(Dr) RYOSK(Vo) $hin8o(Ba) Saku(Gt)

2022.12/21(Wed)FooLiGANSの4年ぶりとなる3rd. EP“NEW AGE” がDigital Releaseされる。
主にニューメタル、ハードコア、hiphopから影響を受けた楽曲が多く、圧巻なライブパフォーマンスに定評がある次世代のネオミクスチャーロックバンド。12月23日(金)には3rd. EP“NEW AGE”のRelease Partyが新宿アンチノックで行われる。彼らの新曲を掲げたライブ、もうすでに会場の熱気が伝わってくる程大いに盛り上がるであろう。そしてミクスチャーロックバンドには要注目バンドになっていくだろう。今後のFooLiGANSには目を離すことはできないはずだ。

 

2022.12/23(Fri)

@新宿ANTIKNOCK

FooLiGANS & ANTIKNOCK pre.

【FooL AROUND-FooLiGANS 3rd E.P “NEW AGE” release party-】

●ACT:FooLiGANS / MAKE MY DAY / SlyDoggy / HenLee / The Number Zero / WILDOGS

●OPEN17:30/START18:00

●ADV¥2,800+1D(¥600)/DOOR¥3,300+1D(¥600)

※前売各取置予約orプレイガイド[Livepocket]

https://t.livepocket.jp/e/fool_a

Twitter

https://mobile.twitter.com/fooligans_JPN

Instagram 

https://www.instagram.com/fooligans_official/

YouTube

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Entertainment

80s,90sをイメージしたメロディのポップでエレクトロニックなコラボ Yun*chi+宝生久弥 / FEEL

United Code

2022年10月19日デジタルリリース

11月にデビュー10周年を迎え全国ツアーも開催するYun*chiと 15周年イヤー中のレーベルScapeRec,Tokyoを主宰する宝生久弥のコラボ! CoサウンドデザインにインドネシアのHMGNCのグラハディアが参加 10/22@下北沢ERAでYun*chi with HOJO HISAYA BANDのライヴも決定
作品概要

デビュー10周年記念のベストアルバムのリリースやワンマンツアーも決定した、ポップスとアニソンからクリエティ ブ・シーンまでを繋ぐシンガーYun*chiと、タイ、インドネシアの電子音楽アーティストとのコラボレーションから有 名企業のテーマ曲、CM曲や展覧会BGMを担当する電子音楽家 宝生久弥によるポップでエレクトロニックなコラボレー ション曲がリリース!ジャケット・アートワークは昨年Yun*chiとライヴでコラボレーションをし、近年のスケープ レック作品、イベントのアートワーク、デザインを担当するリキッドライト・アーティストKuriko Tsuchiyaが担当。


収録楽曲

1. FEEL (4:39)



Yun*chi (ユンチ) プロフィール

2012年11月のメジャーデビューミニアルバム「Yun*chi」が「ミュージッ ク・ ジャケット大賞2013」にて「大賞」を受賞。オリエンタルなルックスを活か し、JulieWataiの作品集「はーどうぇあ・がーるず」に被写体として参加、「ち んかめ」「ヤングキング」などモデルとしても活動している。2013年、2014年 とロンドンで開催された「HYPER JAPAN」、アメリカ・テキサスにて開催され た世界最大のビジネスとコンテンツの祭典「SXSW2016」への出演を始め、ミャ ンマー、ジャカルタ、NY、マレーシア、台湾など、世界のステージを魅了。 TV アニメ「ログ・ホライズン」エンディング・テーマやTVアニメ「うーさーのそ の日暮らし 夢幻編」主題歌も担当。アーティスト名についている 記号 「Asterisk」は「小さな星」という意味を持つ。


宝生久弥 / Hisaya Hojo プロフィール

岩手県盛岡市出身 電子音楽家・作曲家でDJ。電子音楽レーベルScapeRec,Tokyo主 宰。 代表作品に三菱地所『大手町カフェ』、東京ミレナリオ 『Snow Mail』、100万人のキャンドルナイ『candlescape』、 愛・地球博2005『地球回廊』等、数々の企業、団体のテーマ音 楽、BGM、音楽プロデュースを担当。音楽を担当した大手町カ フェがグッドデザイン賞の金賞を受賞。SnowMailが文化庁メ ディア芸術祭にて審査委員会推薦作品に選定。LIVE、DJも行って おりキャンドルナイト・イベント『夏至フェス@代々木公園野 外音楽堂』など数々のイベントに出演。

2019年音楽プロダクションUnited Code Limitedと業務提携。2020年にリリースしたNostal -Asia (2020Remaster)がiTunes Store エレクトロニック トップアルバム7位にランクイン。2022年HOJO HISAYA BAND として初のツアーを開催。音楽活動、創作活動の一貫したテーマは「生命力」。

アーティスト: Yun*chi+宝生久弥 (ユンチプラスホウジョウヒサヤ)
タイトル: FEEL (フィール)
配信日: 2022年10月19日(水)
形 態: デジタルリリース
仕 様: iTunes Store, Spotify, AppleMusic など各ダウンロード・サブスク配信サ イトでリリース。ダウンロード価 格: 255円

インタビュー、コメントなど出演に関するお問合せは
■お問い合わせ 合同会社スケープジャパン スケープレック東京
担当:吉田
TEL:090-9631-6904
E-MAIL: info@scaperec.com


2022.10.22(Sat) ScapeRec,Tokyo 15th Anniversary and HOJO HISAYA BAND with Hisomi-TNP Tour2022 “Skip It” Final @下北沢ERA

出演 :
HOJO HISAYA BAND with Hisomi-TNP
Yun*chi (with HOJO HISAYA BAND)
City Your City
Genius P.J’s
カクマクシャカ(沖縄)
TEACHI(沖縄)
Froito


Liquid Lighting VJ
Kuriko Tsuchiya

Live Painting
菊地寅祐(東京藝術大学)
安原トモ(武蔵野美術大学)


前売り3000円(+1Drink料金)
当日3500円(+1Drink料金)
学割前売り2000円(+1Drink料金)
OPEN:16:30 / START : 17:00
CLOSE : 22:00

前売りチケットはイープラスにて 発売中。
https://eplus.jp/sf/ detail/3722740001-P0030001

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