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1stアルバム『RAPH-2-HATZ』を発表した日系ブラジル人ラッパーRaeL SiLVa(ラエル・シウバ)インタビュー

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「死ぬまで働け」そういうのって冗談では通じない。それを歌詞にすることで共感を得られることもあるのかな?って


『BAD』

『BAD』社会風刺ともとれる曲ですけども、シウバさんにとって何を問題定義しているのかなどお伺いしたいです。

この曲は、正に港の仕事をやめるキッカケがあった日に作った曲なんですよね。
もともとRed-Tさんとレコーディングする日が決まってて朝早くから仕事いって会社の上の人と揉めたんですよね。指示を出す出さない、指示を待つ待たないみたいな話があって、そこで向こうが凄く矛盾するような事を言ってきたので「そういうことを言うなら俺はやっていけないです」って言って帰ってきたその日にこの曲を書いたんですよね。

今まで何度も「改善する改善する」って言われて改善できなくて、不満をぶつけても右から左へ流されて、何も変わらないまま毎日を繰り返して。冗談で「死ぬまで働け」とか言われたりして。そういうのって冗談では通じないって感じたんですよね。
それを歌詞にすることで共感を得られることもあるのかな?って思って、サビではエモい感じ作りましょうってアイディアも出てきて、その生活から自由になりたくて。

レコーディングが始まって1か月ぐらい過ぎて自分の思いに変化が出てきて、音楽と向き合う姿勢も今までと180度変わって物事を見る目も変化が出てきて、そこで「偽りなく今の時代を生きていく」って。自分のスタンスを音楽を毎日やって、自分の好きなことをやって楽しめる人生をおくりたいって。もちろん仕事も大事なんですけど、仕事してて居心地よくなくてストレスになって人間性が崩れるっていうか、自分が自分じゃなくなるのが怖いって思って。ここで本当の自分を取り戻さないと一生壊れてしまうっていうか、取り返しのつかない事になってしまう思いがありましたね。

社会的な問題定義もあるけれど、それは自分にとっても悪いものとかかっている曲なんですね?

そうですね。社会風刺というか、今まで色んな会社を点々と働いてきたんですけど、やっぱりどこも会社の風潮があって上が下を見下すってのが必ずあって。そういった経験もいれた曲ですね。


レペゼンするにはラップしかない


『By My Side』

次の『By My Side』はまた異色というか、このアルバムである意味一番メロウでポップでロックな曲の印象を受けました。ただ、この曲までの流れを通してこの曲を聴いたときにコレも一つのラップのスタイルでもあるんだなと受け入れられる感じがありました。

この曲はいい日も悪い日もありますけど、悪い日や嫌なことがあった日こそアゲなきゃなって思いで作った曲ですね。

レコーディングした日に書いた曲なんですけど、この時は土砂降りの雨の日で曲を聴いてこのまま雨につられてバッドなままだと楽しくないなってあって。
思いを歌にのせて気分をアゲようってイメージをまず持って始めたんですよね。

4曲目を録り終えたぐらいの時にRed-Tさんから「10曲やりましょう」って話があって、この曲を録る頃にはもう半分以上は超えたんだなって思いが出てきて「Today is the best day of my life」って出だしが出来たんですよね。
その時には好きな女性が隣にいたんですけど、お互い悲しませたり後悔させたりもないし一生一緒にいたいなって思いで、音楽にも音楽の女神みたいな思いで好きな女性っていうより音楽の女神に向けて一生一緒にいたいんだ君とっていう、このフィーリングを与えてくれた君にこの曲を捧げるって思いで作りました。

この曲のスタイルってどのように作っていったのでしょうか?今までの曲と違って凄くロックというかポップなメロウな部分もあったりとするじゃないですか?

聴いた瞬間に親父の影響があって、親父がロックが好きで小さいころから一緒に聴いてきたので。それで自分のスタイルでロックを歌ってみたいなって思いで、力強く自分の思いを呼び寄せる感じで歌うっていうか1曲目の『Tudo ou Nada』と曲調は少し似てるんですけど、こちらはロックとラップで韻を踏みながら作りました。

『Akabane』

次の『Akabane』がラップらしいラップというか、ヒップホップといわれてイメージしやすいのかなと思いました。そして赤羽が地元だと先ほど伺ったんですけどもその辺の事も聞きたいなと思ったんですが。

この曲を聞いた瞬間に「地元をレペゼンしたいなってな」って。そして地元をレペゼンするにはラップしかないなって。オールドスクールっぽい感じを今風にRed-Tさんがしてくれて、これしかないなってなりましたね。

自分には2つ下の弟がいるんですけど、お互い昔は悪くて色々トラブった事もあったんです。「The pain stop, same spots, same brothers spray shots, everyday Doing the same thing」って皆どこかしら赤羽で集まってワチャワチャしてたんですよ。本当に過去の思い出と今の自分の経験を綴った感じでうまく地元をレペゼン出来たんじゃないかと思います。

『Tonight』

次の『Tonight』なんですけども、『By My Side』~『Akabane』~『Tonight』の流れがめちゃくちゃ好きです。特にこの流れでの『Tonight』の冒頭のイントロで心奪われちゃいました。笑
そしてこのポップさやメロディライン、ラップのバランスが凄く素敵だなって思ったんですが、この曲の拘りなどお伺いしたいです。

この曲は本当に始まりが好きでメロディックな感じで歌いたいってのもあって、早口で歌うよりも自分の持った性質をより出したいなってありました。
そしてこの曲と『Akabane』は同じに録ったんですよ。
『Akabane』をレコーディングしてから『Tonight』に切り替わってレコーディングして、最初は影響があったのか早かったんですよ歌い方のリズムが。

気持ちを落ち着かせて切り替えて、コロナ禍で皆もやりたいことがあっても出来ないって状況におかれていたと思うんですよ。「ある日突然悲しんだなら、このmelodyで癒してあげるから」って思いもあって、嫌なことがあった時にそればかり考えてないで皆でアゲていこうって、良いこともあるんだからポジティブに皆でもっていこうて思いでこの曲に取り掛かりました。

『Bombay』

次がラストソング『Bombay』ですけども、またここにきて全然今までと違う無国籍感というかブラジルを感じる分けでもなく、日本を感じさせる分けでもなく、かといってアメリカなどを感じさせる分けでもない無国籍のカッコ良さを感じました。
これはどのように作られたんでしょうか?

この曲は聴いた瞬間にバスの効きが良いというか心臓の音を振るい立たせるカッコよさがあるなって。
『Bombay』っていうお酒があってBombay Sapphire(ボンベイ・サファイア)ってジンなんですけど、何時も持ってるんですけどこれが凄い好きでめちゃくちゃ飲んでたんですよ仲間と集まって。
そしてこの曲とこれ(Bombay Sapphire)をうまく融合させたいなって気持ちがあって。

曲調がめちゃくちゃ盛り上がるので、皆が何処にいても踊れる、クラブで流れてもおかしくない、皆で盛り上がって酒飲めたらなって思いがあってこの曲を書きました。

サビのところで戸惑っていたんですけど、Red-Tさんから「シンプルなフレーズでサビになるからそれでいけると思うよ」って言葉があって、サビのポルトガル語は日本の「好き嫌い好き嫌い…」っていう花占いのような感じの、「好き?嫌い?飲めボンベイ、飲む?飲まない?飲めボンベイ」って一口飲みなよってボンベイを強調して作りました。本当にシンプルな感じでうまくハマりましたね。


「3年以内にアリーナでライブをします」とここでリスナーさんに伝えたい


なるほど面白いですね!解説ありがとうございました。

何か他にお伝えしたいことがあれば教えていただきたいのですが、またはリスナーの方へのメッセージなどあればお願いします。

そうですね。最初自分が去年7月にレコーディングとビデオ録って、「年内に3曲出す」って意思表明したんです。その時にリスナーから「その中そんな甘くない」って言ってくる人もいたんですけど、俺たちMQTONMPクルーは本気で音楽をヒップホップもラップも命がけでやってきて、まだまだ一歩目を踏み出したばかりですけど必ずこの先を長く見て「3年以内にアリーナでライブをします」とここでリスナーさんに伝えたいと思います。

2023年までにアリーナでライブしますのでそれまで俺についてきてください。

コロナ禍の影響でライブスタイルが変わったり、目の前でライブする機会が少なくなるかもしれないですけど、それでも立ち止まらず皆が男女問わず聴いて楽しめる。俺たちしか出来ない音楽を作って皆さんに届けていきたいなって思います。このアルバムもですけど次のプロジェクトも進んでいますので楽しみにしていてほしいです。


音楽に命を懸ける思いで取り組み、そして有言実行をしていくカッコよさ。ヒップホップやロックやポップなどジャンルに囚われないスタイル。正にこれから注目されるべき新しいスタイルから目が外せない。

1曲目の『Tudo ou Nada』のMusic Videoもアルバムリリースと同時に公開されています。


RaeL SiLVa関連情報

RaeL SiLVa楽曲の試聴や購入はこちら
https://linkco.re/QgD9TNf0

Instagram
https://www.instagram.com/rael_2_silva

YouTube
https://youtube.com/channel/UC8lxHNFVEiE03h8smjyODfA



また、今回の作品を作曲プロデュースしたRed-Tへのインタビューも過去に行っているので是非合わせて見ていただきたい。


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“宝生久弥”の4年半ぶりのオリジナル作『Sun – EP』New Release

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「SUN – EP」2021年10月27日デジタルリリース

電子音楽家・作曲家の “宝生久弥”の2017年のコラボレーション・アルバム”D.Y.M.H.“以来4年ぶりのEP作品が登場。2013年リリースのアンビエント・アルバム”Ambient I“にも通じるアンビエント感もあふれつつもパーカッシブなビート感も持ち合わせる新作。

前作ではタイ・バンコクの人気アーティストDCNXTR(デコネクスター)をはじめとする日本、タイのアーティストとのコラボ作だったが今作は作曲からマスタリングまでの全てを自身が担当。アートワークはリキッドライト・アーティストのKuriko Tsuchiyaが担当。


アンビエントミュージックは幻想的な中に少し無機質な感じや冷たい感覚に囚われやすい事もあるが、この宝生久弥氏の新作はタイトルにあるSUN(太陽)をイメージされ作られた楽曲という事もあり非常に暖かみや明るさが特徴的でアンビエントミュージックの新しい心地よさがが感じられる作品。


Title: Sun – EP
Artist: 宝生久弥 / Hisaya Hojo

Track List: 

1. Sun (3:10)
2. Asayake (3:06)
3. Tasogare (4:27)
4. Twilight (3:08)
5. Rising (3:48)



iTunesStoreにて現在、予約・視聴が可能です。

Spotify, Apple Music等ダウンロード・サブスク各社にて本日、10月27日(水)より順次配信開始。



宝生久弥 / Hisaya Hojo

岩手県盛岡市出身 音楽家でDJ。電子音楽レーベル ScapeRec,Tokyo 主宰。
東京ミレナリオ『Snow Mail』や愛・地球博 2005『地球回廊』など数々のパビリオンの会場音楽 から三菱地所のエコ・カフェ『大手町カフェ』のテ ーマ曲、100万人のキャンドルナイトのwebサイト 『candlescape』のアンビエントBGMなど幅広く音 楽プロデュース。
2014年リリースの3rd ALBUM 『Noatal-Asia』からアジアの電子音楽シーンに着 目しタイのDCNXTRとのコラボレーションやイン ドネシアのHMGNCのRemixなどを手掛ける。
これ までに4枚のフルアルバム、3枚のコンピレーション アルバムを制作/監修。
2019年より音楽プロダクションUnited Code Limitedと業務提携。音楽活動、創作 活動の一貫したテーマは「生命力」。


是非とも以前の宝生氏へのインタビュー記事も読んでいただきたい。

参考:

ScapeREC,Tokyo

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女性アーティストユニットmushream始動

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セルフプロデュースユニット「mushream(マシュリーム)」が本日2月1 日より始動を発表。
女性アーティストの3人が海外のポップミュージックシーンに引けを取らない音楽を武器に現代のリアルな女性像を表現していく。 
活動に伴いWebサイト、SNSなどを公開開始。2021年3月24日にはデビュー曲をリリースが決定。


SAO, TINA, MARYの3人によるアーティストユニット「mushream(マシュリーム)」固定概念、情報(ream)混ぜ潰し(mush)それを再構築して新しい価値観・共感覚を作ろうという意味を持っているという。


音楽やファッションのみならずジェンダー、カルチャー、マインドといった様々な事へのメッセージや問題定義などを表現・発信。
固定観念にとらわれないためにメディアや雑誌、ライブコンサートだけではない様々な活動を行っていく。アーティスト主体のカルチャーを生み出し日本のみならず海外を見据えた活動をしていくとの事で見逃せない。


サウンドプロデューサーには総合格闘技RIZINのテーマソングや松本人志ドキュメンタルの音楽、アジア最大のファッションショー「Tmall Collection」の音楽監督を担当など様々な活動をしているトラックメイカーの佐伯栄一を起用。制作ではUnited Code Limitedが参入。


3月24日に発売されるデビュー曲のリリースに合わせて、3月よりリリースイベントを開催。
また近日中にYoutubeチャンネルを開設して配信予定。
随時WebサイトやSNSにて情報発信される模様。

SAO

声優、舞台女優からアイドル活動まで様々な表現活動を行う。

TINA

筋肉美を競う大会サマースマイルアワードにて準優勝。
背中部門では優勝。
女性の為の美意識向上意識の高い表現者としてもマルチに活動行う。


MARY

パキスタンと日本とのハーフという国際的感覚を持ち、日本人離れしたスタイルとエキゾチックな顔立ち、長い手足を武器にレースクイーン、モデル、ラウンドガール、雑誌やテレビなど幅広く活動行う。



多種多様な表現活動を行う3人が次世代の表現者として様々なメッセージを発信していく。

公式HP : https://mushream.com

Twitter : https://twitter.com/mushream

Instagram : https://www.instagram.com/mushream_official


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ISAO デビュー20周年記念コンサート 「Symphonic Spark7」ライブレポート

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Spark7、Cube-Ray、TRIMULTI、soLiなど自身のプロジェクトから浜田麻里やFukiなど数多くのサポート活動も行い国内外問わずワールドワイドに、そして世界中のミュージシャンからの評価も高いロックギタリストISAO。多弦ギターを駆使し様々なジャンルに対応する幅広いテクニックでラウドロックやジェント(Djent)だけでない多弦ギターの可能性を引き出し証明している。そんなISAOデビュー20周年記念コンサート「Symphonic Spark7」が11月28日に行われた。ISAO自身初のオーケストラを用いての活動の集大成ともいえる一夜限りのコンサート。

場所は西東京市の保谷こもれびホールのメインホール、奥行き豊かで広く残響音は1.7秒と音楽において広がりと深みを演出する設計となっている。約700席ある広い会場はコロナ対策もありわずか200席となっていた。

19時に開演とともにオーケストラの人達が現れチューニングを整える。

そしてISAOのプロジェクトsoLiのメンバーでありバイオリニストの星野沙織が指揮者として登場。
オーケストラのみでプレリュードとしてKaleidoscopeの演奏が始まった。

Kaleidoscopeのオーケストラアレンジが凄く重厚かつ幻想的で瞬間に世界観をISAOらしさを演出。その演奏の中、バンドメンバーのベーシスト森田悠介とドラマーの前田遊野が現れ持ち場に付く。

1. Cube-Ray

バンドメンバーが持ち場に付きオーケストラによる前奏が終わると、そのまま1曲目Cube-Rayのイントロが始まりISAOが登場する。2005年にベーシストIKUOとドラマーの長谷川浩二と共に結成したプログレバンドのCube-Rayの代表曲であり作曲者のISAO自身の代表曲として数多く演奏してきたロックナンバー。管楽器の重厚さがよりロックとなじみストリングスが壮大なアレンジがされておりバンドとオーケストラとバランスが非常にかっこ良くダイナミックな楽曲となっている。

2. Gain the Day

続けて2曲目のGain The Dayが始まる。少しフュージョン的で自身のセッションでもよく用いられている楽曲がハープとピアノの幻想的な雰囲気でイントロが始まった。なんとサックスソロが組み込まれた演出があったりとSpark 7らしいバンドアンサンブルが印象的かつオーケストラによる広がりはこの曲の新たな一面を見せてくれた。

3. Cold Feet

Gain The Dayが終わるとオーケストラの人達は一旦履けてISAO自身の原点回帰としてギター、ベース、ドラムだけでの演奏をすると言う。Spark7ではキーボードが必ず入り場合によってはギターも更に加わって演奏される事が多い。そんなSpark7の楽曲をトリオで出来るのかと演奏が始まった3曲目Cold Feet。この楽曲はISAOが7弦から8弦へとメイン機として変わった時に作られた楽曲でギターでベースの様なスラップをメインリフにされて構成されている。そして本来オルガンで演奏されているメロディをなんとベースで演奏するアレンジがされている。リズムをギターでメロディをベースが演奏する本来ならば逆に考えられる事を多弦だからこそ、そして演奏力の高いメンバーだからこそなせる演出がされて全くトリオとは思わせないスリリングな演奏となっていた。

4. Zombies in a Dream

そのまま4曲目Zombies in a Dreamが始まる。ISAOらしいともいえるポリリズム的な激しいロックナンバーでありタイトルにもあるようにゾンビゲームをイメージとして作られている。この楽曲も本来キーボードやバッキングギターがあるなかトリオでのヘビーで疾走感ある演奏されておりベーシストの幅広いアレンジサポートとドラムの間を開けさせない手数アレンジなど演奏力の高さが存分に引き出されている。

5. Atomic Destruction

そしてキーボードのMaoが呼ばれて4人編成でキーボードとギターの幻想的なインプロヴィゼーションから5曲目Atomic Destructionが始まった。
ISAO自身ならではのパワーバラードナンバーでもあるこの楽曲はとにかくテンポが遅くヘビーなのが特徴。キーボードが加わりそして会場の作りからか重厚感が凄く増したこのスローなヘビーバラードインストをここまでカッコ良くスリリングに超絶テク満載で弾きこなせるギタリストはなかなかいないだろう。凄く引き込まれてしまう。

6. Tri-Stars

再びオーケストラの人達を呼び込みオーケストラコンサートへと進む。
幻想的なクラシックの様なストリングから始まったのは6曲目Tri-Stars。オーケストラのダイナミックスに鳥肌が立ってしまった。正にこれは映画音楽の様な壮大になって原曲とはまた違った印象が現れこの曲の美しさが際立った様に思える。またドラムソロでのオーケストラがスリリングに演出しこの曲の新たな面が垣間見れた様なそんな壮大な楽曲へと進化していた。

7. Cricket Chorus

そのまま7曲目のCricket Chorusが始まった。これもまた原曲とは違った印象を付けたアレンジがあり、強いて言えばルパン三世や踊る大捜査線のテーマソングの様なスリリングかつ壮大な管楽器の演出がある。正直この楽曲だけでもこのコンサートに来たかいがあると思えるカッコ良さがある。
プログレバンドとオーケストラがここまで溶け込めるのかと思う完璧な楽曲へと仕上がっていた。

8. Seed

8曲目ISAOの代表バラード曲Seedが始まる。バラードならではのオーケストラの壮大さが非常に楽曲にマッチしておりギターソロを上手い事盛り上げている。すごく没入感のある楽曲でギターソロの超絶さかつメロディが綺麗で繊細で引き込まれてしまう。

9. The Tower

そして指揮者をしていた星野沙織をバイオリニストとして呼びISAOと星野沙織のプロジェクトのsoLiのナンバーから9曲目The Towerをオーケストラアレンジで演奏することなった。
このプロジェクトのコンセプトとしてあるゲーム音楽の様な楽曲だからこそもあるが、オーケストラアレンジが非常に合っており、このために作られたかの様な楽曲となっていた。
RPGゲームにあるようなファンタジー感やSF感がありラスボス戦などに流れそうなスリリングな楽曲。この壮大な楽曲はオーケストラコンサートでは聴けない、バンド編成でも聴けない、正にバンドとオーケストラの為にある様な楽曲に仕上がっていた。

10. Golf

ISAOの先輩であり旧友としてデビュー当時からお世話になっていると紹介され、そしてISAOの節目節目の大事なライブなどに必ず出演してくれるというギタリストは飯塚昌明がゲストとして登場。ISAOが20歳の時に作曲した変拍子たっぷりの超難解曲であるGolfが最後の楽曲として演奏された。

変拍子たっぷりの難解な楽曲でありながらも、なんとオーケストラの人達が頭振ったりノリノリで楽しそうに演奏している事が非常に印象的だった。
あまり身体を揺らしたり頭を振ったりしながら演奏するイメージがないだけに、オーケストラの人達もISAOの楽曲が好きで心から楽しんでいるんだなとつくづく感じた。そして恐らく普段はあまり演奏しないであろう変拍子の多くテンポも速い激しい楽曲を弾きこなしているのも改めて凄いと感じた。

そしてISAOと飯塚昌明のギターソロバトルが始まる。技のデパートと評されるISAOから様々なテクニックが出てきては飯塚の超絶技巧で応戦した速弾きギターバトルは圧巻。
ISAOのテクニックの多さに対して飯塚のネタ切れみたいな演出もアドリブであり観客を楽しませた。

こうして全10曲で幕を閉じたISAOデビュー20週年記念のオーケストラコンサート「Sympohonic Spark7」でしたが、本当にISAO集大成といえる濃い内容であり、そして素晴らしい一流ミュージシャンの演奏がロック界やクラシック界のみならず音楽界の様々な人に影響を与える一日になった。
ただ今までやってきた事の集大成というよりも、さらなる躍進を約束するような止まることのないISAOの音楽活動に期待が大きくならざる得ない素晴らしい内容だった。


11月28日 保谷こもれびホールのメインホール
『Symphonic Spark7』セットリスト

01. Cube-Ray (Cube-ray収録)
02. Gain the Day (Spark7収録)
03. Cold Feet (Spark7収録)
04. Zombies in a Dream (Gravity Core, Spark7収録)
05. Atomic Destruction (Cube-Ray収録)
06. Tri Stars (Spark7収録)
07. Cricket Chorus (Spark7収録)
08. Seed (A STRIDE収録)
09. the Tower (soLi収録)
10. GOLF (the Shadow of Eruption収録)

出演:
ISAO(Gt.)
Mao(Key.)
前田遊野(Dr.)
森田悠介(Ba.)

ゲスト
飯塚昌明(Gt.)

Spark7オーケストラ
(Vn.)
Jill(Con.Mas.)
西浦詩織
平本小都美
青柳萌
emyu
小夜子
秋葉彩恵
西野絢賀

(Va.)
飯顕
塩加井ななみ

(Vc)
佐野まゆみ
秋津瑞貴

遠藤定(Cb.)

SANAE(Hp.)

ヒロムーチョ(Fl.Sax)
高田園子(Ob.)
村上あづみ(Cl.)
丸山佳織(Fg.)
荻原和音(Tp.)
竹内修・石川善男(Hr.)
白井友理恵(Tb.)

山下由紀子(Perc.)

星野沙織(Cond.)(Vn.)

オーケストラ・アレンジ
阿部俊祐(1)
Mao(2)
成清 翠(6, 7, 8, 9)
荻原和音(10)


20周年記念オーケストラコンサートを映像化

そしてなんと、この一夜りのSpark7のオーケストラコンサートの映像化が決まりクラウドファンディングにより入手可能となった。

「Spark7」は、2004年に立ち上げたソロプロジェクトであり、国内外の素晴らしいミュージシャン達と共にライブ活動を続けております。

2007年〜アメリカ在住の期間中に知り合った、世界的プログレッシブバンドのドラマーなどとミニアルバム2枚をリリースし、帰国後の2014年には、Thomas Lang(Dr) Philip Bynoe(B) 大高清美(Org) Tony Macalpine(G) e-ZUKA(G)を迎えフルアルバムをリリースしました。

その後も国内だけでは無く、George Kollias(Dr)Gianluca Ferro(G)などヨーロッパのミュージシャンを招きツアーも行い、現在2ndアルバムの制作中です。

CAMPFIRE紹介ページより抜粋

コロナ禍で観覧を断念した方々に届けたい思いで始まったプロジェクトでもあるCAMPFIREクラウドファンディングページ「オーケストラとの公演を映像化するためのSpark7 Project」も是非チェックしプロジェクトの応援、そしてこの機会を逃さぬよう映像を手にしてほしい。


CD作品

Amazon

ISAO / Gravity Core
メーカー : Spark7music
EAN : 4580285960955
レーベル : spark7music
ASIN : B005H86N1U


Spark7 / Spark7
メーカー : Battle Cry Sound
EAN : 4562396230196
製造元リファレンス : 43190-385958
レーベル : Battle Cry Sound
ASIN : B00P8R4R9U


Cube-Ray / Cube-Ray
メーカー : インディーズ・メーカー
EAN : 4997225474906
レーベル : インディーズ・メーカー
ASIN : B000UVK5I6


Cube-Ray / the Shadow of Eruption
メーカー : Battle Cry Sound
EAN : 4562396230080
製造元リファレンス : BCS-58007
レーベル : Battle Cry Sound
ASIN : B00C5VHISE


soLi / soLi
メーカー : Walkure Records
EAN : 4560434617992
レーベル : Walkure Records
ASIN : B081RBLFNW

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