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SHOWSTAGEは音楽ライブの新しい可能性となるか?

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音楽業界ではCDが売れない時代と嘆かれていますが、音楽はテクノロジーと共に進化を遂げ、生き残り続けています。今までは音だけだったものが映像へと変わり、音声がデータに変わり、そして遂にライブがデータへと進化を遂げました。その第一歩を踏み出したのが、SHOWSTAGEです。

SHOWSTAGEはSHOWROOMが手がける新しいサービス。AR・VR空間でライブを楽しむことができるアプリです。SHOWSTAGEを使うことで、自宅や好きなところにいながら、好きなアーティストのライブを目の前で楽しむことが可能。

今まではライブに行くとなれば、高いチケット代を払い、開催場所まで足を運び、仕事を休まなければいけませんでした。しかしSHOWSTAGEができたことで、それら全てのデメリットが解消されます。ライブのために丸一日犠牲にすることはもうありません。

バーチャル空間の中では、誰もが特等席でライブを観られます。バーチャルならではの技術が搭載され、現実では作ることのできなかったステージ演出も可能となりました。

アーティストは、特別なステージで自分の世界観を100%表現したライブが可能。ファンは見たことのない演出と、アーティストとの距離感を楽しめます。ステージだけではなく、全体を見渡すだけでも、魅力を感じられるでしょう。

SHOWSTAGEではSHOWROOMと同様に、コメント機能もあります。ただ目の前でライブを観るだけではなく、コメントによって交流を深められるので、アーティストとファンとの距離は今まで以上に近くなるでしょう。

今まではVRを使ったライブを配信するには、VR用のカメラを導入し、多くのスタッフを雇わなければいけませんでした。

しかしSHOWSTAGEではバーチャル空間を利用することで、配信可能となったです。

SHOWSTAGEでライブを行うのはバーチャルのキャラクター。仮想空間で行われるライブなので、ステージやキャラクターの動きはプログラムされたもの。ステージの設置費用やカメラの費用はかかりません。これにより、アーティスト側も気軽に配信することができます。

ただやはり、生身のアーティストが歌っているライブを観たい、という人も多いでしょう。上記で解説しているように、通常のライブをAR・VRで配信するのは難しいです。現在の環境では、データの遅延なども考えられます。そこで活躍するのが5Gです。

5Gが導入されるとどうなるかというと、ネックであったデータの遅延がほぼなくなります。データの遅延さえなければ、AR・VRで生身のアーティストが気軽にライブを配信することも可能です。また特別なカメラも必要なく、スマホ数台で配信することも可能になるでしょう。

音楽が身近なものとなった今、ライブに価値があると言われてきましたが、とうとうライブも身近なものになろうとしています。SHOWSTAGEはまだその第一歩でしかありません。この先、AR・VR技術が発達すれば、更に音楽は身近なものになっていくでしょう。

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