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音楽とお笑いの切り離せない関係性|SNSの普及による強い結びつき

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音楽はミュージシャンだけのものではありません。音楽とお笑いのコラボは切っても切り離せないものです。近年では3時のヒロインのコント内で使用されているJulia Michaelsの『Uh Huh』が有名になりました。さらに有名なもので、M-1グランプリ入場時に使用されるFatboy Slimの『Because We Can』は誰でも一度は耳にしたことのある曲でしょう。

お笑い芸人が歌をリリースすることも珍しくありません。2020年1月29日にはきつね×EXITが『L.O.C.K.F』をリリース。プロデューサーはアイドルの楽曲などを多く手掛けるヒャダインです。



他にも社会現象にまでなったピコ太郎、Austin Mahoneの楽曲を使用したブルゾンちえみなど、音楽とお笑いはとても近いものになっています。


お笑いに音楽が多く使用される背景には、SNSが関係していると考えられるでしょう。YouTubeやサブスクの登場によって、音楽は気軽に聴けるものになりました。気軽に聴けることはメリットですが、徐々に「聴くだけでは楽しくない」と感じる人も増えています。

お笑いに関しても同様です。矛盾した言葉ですが「面白いだけでは面白くない」と思われているのです。

リズムネタなど、音楽を使用したコントや漫才は、まさに音楽とお笑いの2つを足したような存在。見るだけでは面白くなくなってきたお笑いに、「音楽」を加えることで新たな魅力を引き出し、聴くだけでは楽しくなかった音楽に、「お笑い」を加えることで楽しさを引き出しました。

さらに、TikTokなどが流行ったことにより、若者の多くはSNSで使えるネタを常に探しています。ピコ太郎の『PPAP』はまさに良い代表例です。音楽があることで、誰もが真似しやすく、誰もがSNSに載せやすい、そして面白いという三拍子。流行った理由としては十分すぎるほどの魅力です。



「お笑い」、「音楽」と分類してしまうと、別物のように聞こえますが、つまるところどちらもエンターテイメントであることに変わりはありません。どちらも「観客を楽しませるもの」という観点から見れば、お笑いと音楽が混ざることは、そう不自然なことではないでしょう。切り離せない関係性というよりも、元々エンターテイメントという一つのジャンルともいえます。


音楽だけをやってきた人の中には、お笑いの方が音楽をやることを許せない人もいるでしょう。反対にお笑いだけをやってきた人は、音楽を使ったコントや漫才は邪道だと感じる人もいます。どちらが正しいわけではありません。しかし時代は「音楽×お笑い」を求めています。今後さらに音楽とお笑いは密接に関わり合っていくでしょう。

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