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育児感丸出し、高音多湿系シンガーソングライター「君がいたソファ」

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黒ずくめの格好に真っ赤なセミアコ。
バリバリのロックを弾くのかと思いきや、切ないバラードを高い声でしっとり歌い上げる。
ギャップ型シンガーソングライター「君がいたソファ」略して“キミソファ“とは、一体どんな男なのだろう。


ツイート歌ってみた

数々のアーティストの楽曲を手掛ける作詞・作曲家の木下智哉さんは、ある日自分が考える「夢」についてポエッティにツイートした。

「そのまま曲になりそう」「つけてええで」そんな短いやりとりをした5時間後、キミソファはハートフル・ソングに仕立て、歌い上げた。木下さんは「マジでか!」と驚きを隠さなかった。

もともとどんな字脚の悪い詞でも作曲しきろうと日本国憲法前文を作曲したりしていたキミソファ。この時もちゅうちょせず作曲できたという。

ハッシュタグ「#ツイート歌ってみた」はこうして生まれた。

以来、ある時はパン屋の歌を、ある時はラブソングを、またある時は子どもの素朴な心情を、キミソファは歌い上げている。


なんで「君がいたソファ」?

アーティスト名としては歯切れが悪くて、ちょっと風変わりだと言えよう。

この「君がいたソファ」というネーミングはどのように生まれたのか?

iTunesの部門別ランキングでアルバム・シングルともに1位を果たした某ミュージシャンが、Twitterで「リプをした方に名前をつけます」というのをやってた。

「君がいたソファ」とは、そこで付けてもらった名前だという。

ネーミングまでなんとわずか0.5秒!

この時にネーミングを付けてもらった人は100人以上いたそうだが、きっと実際に使ったのは、そして今も使い続けているのはキミソファだけだろう。

そこがTwitterのフォロワーとの繋がりを大切にしているというキミソファのキミソファたる所以。

「西賭場憧童物語」や「罪悪感タイム」など、今となってはライブで定番となっている楽曲も、フォロワーとの繋がりの中から生まれている。


音楽とは芸術だ

そんなキミソファにとって、音楽とは何かを聞いてみた。

その答えはズバリ「音楽とは芸術だ」とのことだった。

なんだか爆発しそうなコメントだが、彼は続ける。

「芸術とは美の追求のことだ。視覚的な美の追求を美術といい、聴覚的な美の追求を音楽といい、書体の美の追求を書道という。」

あくまで彼個人の見解だとのことだが、この切り口は面白い。

「どこに美を認めるかによって追求する音楽が変わる。音楽は不協和音を取り除く調性音楽から始まるが、やがて不協和音に美を認めた人がジャズを作る。リズムに美を認めた人がヒップホップを、節回しに美を認めた人がラップを作った。100人いれば100人の美の感じ方があり、100人の音楽が存在する。」

なるほど、ではキミソファはどんなところに美を認めているのだろう。

「人間の心情の変化、特に『切なさ』に美を感じている」とのこと。

キミソファは今日も、何気ない会話やTwitterで時間を溶かしている時でさえでも、常に相手の心情の変化に着目し、楽曲を作り続けている。



君がいたソファ :
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