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知ることの大切さ

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ただのバンドマンが、音楽を専門に扱う事業に携わりはじめ気づいたことがいくつかあります。その中の一つが「知ること」の大切さです。

当たり前だと皆様はお思いでしょう。ネットの利用率が年齢区分で見ると13歳以降は50代まで、8割どころか9割強を誇る現代の日本にて、わからないこと、知りたいことは瞬時に調べられる時代です。

音楽に関わらず、なんでも情報が手に入る時代に、小学生でも理解していることをなにを今さら…と。

このウェブサイトを見ているということは、音楽家やエンジニア、アイドルや楽器をプレイしていなくても音楽好きかなんらかの形で音楽に触れている方々でしょう(違っていたらすみません…)。

そんなあなたは、世界の音楽市場が今どうなっていて、どんなテクノロジーが開発され、今後どんなサービスが世に出てくるか知っているでしょうか。

CDが売れなくなった、メジャーレーベルとインディーズレーベルの差がなくなってきているなど、どこかで聞きかじった情報のソースやエビデンス、現状をしっかり説明できる方はどのくらいいるのでしょうか。

例えば、日本でCD(フィジカル)が売れなくなったという現状の背景にはレンタルサービスの普及からはじまり、インターネットの普及による出会いの多様化、スマートフォンの出現、最近でいうとサブスクリプションサービスの開始などさまざまな要因があります

参照:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41802970X20C19A2000000/



もしあなたがアーティストだとして、問題に対し原因、要因を知らずに行動する、もしくは知った上で行動するのとでは未来が変わってくると思いませんか?

どのサービスが良い悪いではなく、知ることにより、自分の理想に近づくための「情報」という武器を手に入れられるのです。

CDが売れない=CDが悪いのではありません。音楽を聴くためのコンテンツからコレクターズアイテムにシフトしたとも考えられます。

普及しているネットでの露出、‎サブスクリプションサービスの利用で周知を得て、体験としてリアルなライブを提供し、コレクターズアイテムとしてグッズと共にCDを売る。最近の流れとしてではなく、同じことをしていても力の入れ具合や動きが変わって来ないでしょうか。

さらにいうと、コレクターズアイテムとしてのグッズを作るのであれば、世界的な流れとしてレコードの需要が高まっていることをご存知でしょうか。

音楽を聴くソフトとしてはもちろん、アイテムとしての存在感、おしゃれさでレコードの販売数は増加しています。

参照:https://hypebeast.com/jp/2019/9/vinyl-slated-outsell-cds-first-time-30-years


アーティストに限定された話をしましたが、現状に対して情報を収集し、原因を把握し、対処、利用するといった流れを日常化することが、現代においての音楽に対し真摯に向き合うということなのではないでしょうか。

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