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そもそもサブスクリプションとは?

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ただのバンドマンが、音楽を専門に扱う事業に携わりはじめ気になることがたくさんできました。

今回は昨今よく耳にする機会の増えたサブスクリプションサービスについてのお話。


突然ですが皆様は普段音楽をなにで聴いていますか?スマートフォン、ポータブルプレーヤー、コンポーネントステレオ、レコードプレーヤー…さまざまなタイプの媒体があります。よほどこだわりがある方以外はスマートフォンでのリスニングが多いのではないでしょうか。


筆者も御多分に漏れずスマートフォンで、いわゆるサブスクリプションの音楽再生アプリで聴いております。お恥ずかしながら筆者はこのサブスクリプションサービスのことを無知がゆえ、新しい音楽再生サービスのことの総称だと思っていました…。

そこで一つ近年の音楽の形と、サブスクリプションサービスについて書いていこうと思います。


そもそもサブスクリプション(通称サブスク)とは、商品やサービスを売り切りではなく、利用できる期間に支払うサービスの事で、月額◯◯円で使いホーダイというようなビジネスモデルが一般的です(音楽に限った話ではなかったことに驚愕しました)。

そしてそのモデルケースを音楽市場に持ち込んだものがSpotifyやApple Musicというわけです。


音楽再生サービスのサブスク化の流れは世界的に拡大しており、現在音楽市場の約50%がストリーミングサービスで、その80%ほどがサブスクリプション型音楽ストリーミングの売上であると発表されています。

参照:https://news.yahoo.co.jp/byline/jaykogami/20190403-00120770/



音楽再生に対してはたくさんのメジャーなサービスがありますが、違った形で音楽へのサブスクリプションビジネスのアプローチもご紹介しようと思います。


別記事でも掲載しましたが、ニューヨークで2014年にローンチされた「JUKELY」というサブスクリプションサービス。

参照:https://jp.techcrunch.com/2015/02/07/20150206jukely-launches-in-san-francisco/



日本で2015年にローンチされた定額制ライブ行き放題のサービス「sonar-u」。

参照:https://sonar-u.com/



上記二つや、音楽ストリーミングサービスでのサブスクは、広くたくさんの音楽やライブに触れられる点で音楽好きには嬉しいサービスだと思います。

もう一つご紹介したいのが、アーティスト側、バンド側がサブスクリプションサービスを提供しているケースです。


ANTI-HERO SUPERSTARという都内を中心に活動しているロックバンドがサブスク型ファンクラブを立ち上げているようです。月額1,000円と2,000円の2つのコースを設定し、主にライブ行き放題、ライブの生配信、新曲の無料配信(ダウンロード可能)、会員限定動画やブログの視聴、限定イベント、グッズ優先&限定販売などを特典としています。

参照:https://community.camp-fire.jp/projects/view/165279



ダイレクトにアーティストとファンがWin-Winに至る可能性を見い 出すことができるかもしれないこのサービスは、アーティスト側の動き方として、一つのモデルケースになるかもしれません。

全ての新しいビジネスモデルの導入に対し、こういったさまざまな立場の方々がそのポジションに合った形で取り入れていく動きがあります。リスクや忌避感を理解した上でチャレンジすることこそ、今の音楽シーンに必要なマインドセットなのではないのでしょうか。

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