Entertainment

日本とアジアのエンターテイメントは何が違うのか?

Published

on

日本とアジアのエンターテイメントは、一体何が違うのか?

絶対的に言えるのは、エンターテイメントの「規模」や「発信する場所」への違いである。
アジア諸外国のエンターテイメントに比べて、日本のエンターテイメントは閉鎖的な印象を受ける。日本のエンターテイメントは、国内向けマーケットで成り立っているからである。

一方、「中国」、「韓国」、「インド」のエンターテイメントは、今とても発展しておりアジアから世界に向けてのプロモーションとなるので、規模が日本と比べると、とてつもなく大きいことが分かる。

また、これらの国ではエンターテイメントに組まれる予算額が桁違いだ。映画やミュージックビデオなどをを見ても、華やかで高級感のある雰囲気で作られており、コストのかけ方などが全く違う。

では、一体どこからそこまでの資金を集めているのだろうか?実際に、アジア諸外国のエンターテイメントにおいても人材や資金が不足しているという問題は出ている。

実は、アジア諸外国では日本に先駆けて、「クラウドソージング」を利用し、クリエイターやシナリオライターを募るという方法をとっている。

クラウドソージングを利用することで、才能のある若手クリエイターや、センスがある人材を見つけ出すことができ、より作品にそった人材を見つけることができるのである。

しかも、クラウドソージングを利用することで、プロではないセミプロやこれからプロになりたいという人材にも目を向けることができ、コストを抑えることも可能だ。

中国では、このようなネットサービスを利用し、優秀な人材を見つけるのである。分かりやすい例を挙げると、最近人気のある「17 Live(イチナナライブ)」や「BIGO LIVE(ビゴライブ)」などのライブ配信アプリもそうである。

これらは、台湾やシンガポールなどに本社を置く会社が運営する「アジア発」のアプリ。有名人から一般人まで、スマートフォンが1台があれば、誰でもライバー(配信者)になることができ、そこから収益を得ることも可能だ。


実際に、有名ライバーは定期的に、大規模なイベントやパーティーに招待され、その場でライブ配信をするというようなことも行われている。
これらのアプリは現在、日本にも運営会社があり、国内向けのライブ配信も行っている。

このように、エンターテイメントやムーブメントが、アジア諸外国から日本へ流入するというパターンも常態化しつつある。

もちろん配信をする上でも、日本とアジアではルールが異なってくる。問題は、同じアプリやプラットフォームを使用することも可能だが、ルールが違うため使用する際にトラブルになることも、しばしば起こるということだ。

やはり、エンターテイメントの規模の大きさやルールが異なるので、そのまま日本国内でアジア諸外国のトレンドやエンターテイメントを浸透させるのはなかなか難しい。

今後も、アジア諸外国から日本に流入するエンターテイメントは、たくさんあるだろう。K-POPや韓国映画、中国映画なども現在は若い世代にも人気がある。

ただ、日本のエンターテイメント事業は、先述のような課題にもさらに取り組んでいくことになるだろう。



17 Media Japan
▷BIGO LIVE 公式

Trending

Copyright © 2019 United Code Limited