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高級スピーカーのデザインと美しさ

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音や空間をデザインする高級スピーカーをご紹介していきます。さまざまな企業がスピーカーを製造しており、近年では、スマートフォンとbluetoothの接続によって簡単に持ち運べるようなデザイン性のあるスピーカーも発売されています。ITの発達により、軽量化や無線化しているスピーカーですが、それと同時に長年の研究を重ねた老舗の高級スピーカーも存在します。

今回は、そのような音の研究を重ねた職人が、長年作り上げてきた高級スピーカーについて、ご紹介していきます。


広い空間を丸ごとメイキングできる音響設計

広い空間をまるごとメイキングできるような高級スピーカーは、比較的サイズが大きなものが多いです。存在感があり、デザイン性にも機能性にも優れており、インテリアの一部としてスピーカーを楽しむ方や、音にこだわりのある方、デザインを好む方まで、さまざまです。

高級スピーカーは、音響設計も綿密に行われており、メーカーごとに得意な音質があります。値段は音質やブランドに応じて数十万円から数百万円を超えるものまであります。音質に関しても、臨場感があり、まるでその場で演奏を聴いているような感覚を味わうことができるものもあります。


高級スピーカーのデザインと形状

高級スピーカーは、音質にもこだわりがありますが、見た目のデザインや高級感も妥協したくないということで、インテリアとしても部屋がおしゃれに見えるような作りのスピーカーも多く存在しています。部屋のテイストにあったインテリアのアイテムとしても、幅広く楽しむことができます。


高級スピーカーの形状は主に4つ

・ブックシェルフ型

本棚にも置けるようなコンパクトサイズのスピーカー。

・フロア型

床に設置するタイプのもので、大型のものが多く、臨場感がある大音量の再生に強いスピーカー。

・トールボーイ型

細身の縦長のタイプで、低音域の再生に向いているスピーカー。

・埋め込み型

天井や壁へ埋め込むタイプのスピーカー。


有名なブランドは?

・バウワース&ウィルキンス(B&W)

イギリスの高級スピーカーブランド。世界中の音楽スタジオで採用されています。世界で最も有名なブランドであり、それにふさわしいデザイン、開発を考えて、音響技術とスタイルのどちらも妥協することなく、完成されたスピーカーです。イギリスの老舗ブランドで、クラシック音楽のほとんどのレコーディングスタジオに設置されています。その後、研究開発施設が開設され、自由な発想や実験が可能になっています。録音に携わるアーティストやエンジニアがスタジオで聴いている音に近いサウンドを届けるスピーカーの重要性を意識し、開発を行っています。

・タンノイ(TANNOY)

1926年の設立以降、世界中の音楽愛好家を魅了してきたイギリス老舗スピーカーメーカーで、クラシカルで上品なデザインが特徴的です。

特徴は、独自の全帯域型同軸の2ウェイ式ユニットという独自の音響設備を使っています。箱に無垢材や響きの豊かな音楽性のある木材を使っており、木の温もりが感じられる音を聴くことができます。高級家具に匹敵するようなデザインも人気のひとつです。

サウンド自体が落ち着いているので、他のスピーカーと比較すると物足りなさを感じることもあります。弦楽器やティンパニなどが使用されるクラシック音楽では、広くゆったりとした音をうまく再現しています。

・JBL(ジェームス・B・ランシング)

1946年にアメリカで創業されているオーディオメーカー。スピーカーには力を入れており、音を囲い込み、効率よく空間に放射する独自のホーン技術を採用しています。。高い技術でクオリティも高く、ホームシアターのスピーカーからコンサートホールまでさまざまなスピーカーの設置を手掛けています。特にジャズ愛好家にファンが多いです。


イギリスやアメリカの老舗スピーカー

イギリスやアメリカの老舗スピーカーは、長年、研究開発を進め、スピーカーを極めたメーカーも多く、デザイン性もサウンドもとても素敵なものに仕上がっています。

また、美術館で展示されるようなアート色の強いデザインのスピーカーなども多く存在しています。良い音を聴くということだけではなく、アートや芸術、またはインテリアとして高級スピーカーを楽しむこともできます。

そのような視点から、スピーカーやサウンドを見てみると、また新たな発見があるかもしれません。劇場や美術館などに足を踏み入れる際は、是非スピーカーにも目を向けてみてください。そこには、職人による長年の知恵や心が躍るようなデザインやアートが隠れています。

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