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RADWIMPS「みんなの卒業式」で『正解』に込めた想いとは?

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2020年3月24日(火)19時30分よりNHK総合テレビにて「みんなの卒業式」という番組がありました。その中で、RADWIMPSが「正解」という曲を披露していたのをご覧になった方も多いのではないでしょうか?

この番組は、新型コロナウイルスの影響によって、卒業式が中止になったり、縮小されたりした卒業生へエールを送る内容で放映されていました。RADWINPS以外にも、Foorinが「パプリカ」、Little Glee Monsterが「旅立ちの日に」を歌っていました。

当日、RADWINPSが歌う「正解」は全国から寄せられた合唱動画とコラボでの披露となりました。もともと18FESで18歳に書かれた曲としてスタートしましたが、卒業式で歌われる曲として確立されてきています。


なぜ卒業式で歌われる曲となってきているのでしょうか?


楽曲に込められた想いを探ってみたいと思います。

作詞作曲はRADWIMPSの野田洋次郎。ピアノの優しい音色と共に合唱のハミングで始まります。身近な行動について疑問を投げかけながら、「理屈に合わないことを どれだけやれるかが 青春だとでも」が心のどこかにあったのでは・・・と提起しています。サビでは、僕らが教わってきたのは「答え」であって正解ではない・・・と言っています。2番のサビで「僕だけの正解を いざ 探しにいくんだ」と歌っているところからが最も印象的で感動するところです。若者にエールを送るために書いてくれた曲だなぁと実感する箇所です。


「次の空欄に当てはまる言葉をかき入れなさい ここでの最後の問い」
「制限時間はあなたのこれからの人生」
「解答用紙はあなたのこれからの人生」
「採点基準はあなたのこれからの人生」

「よーい、はじめ」

こんなふうにして曲は終了しますが、聴いている人の心の中では何かが始まります。一人一人の胸の中にフツフツと強い夢が生まれることでしょう。これから生きていく長い人生の場面場面で思い出させてくれる言葉となります。だからこそ卒業式で歌われ、若者を感動させる理由だと思います。スタートラインに年齢は関係ありません。ぜひ一度聞いてみてほしいです。

卒業式ができなかった悔しくて寂しい想いをバネにして、前に進んでいこうと思わせてくれます。本当なら友だちや先生と肩を抱き合って卒業したかった・・・。今この瞬間を生きている若者にとって、辛くて長い自粛期間となりますが、みんな一緒に頑張って乗り切っていこう!と勇気をくれる1曲ですよ。

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