楽器1つでどんな音でも奏でることができるミュージシャンが集うクリエイターチーム、レーベル『origami PRODUCTIONS』は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によりライブが出来ず収入が当面見込めないなどのアーティストに向けて楽曲を無償提供する「origami Home Sessions」
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ブラジル生まれ日本育ちの日系ブラジル人ラッパーのRaeL SiLVa(ラエル・シウバ)生まれ持ったリズム感と甘い声にメロウで独特の唯一無二のラップスタイルで2020年に活動開始。 MQTONMP(Mais Que Tudo Ou Nada Music Production,マイス・ケ・トゥドゥ・オウ・ ナダ・ミュージック・プロダクション)を立ち上げた。 楽曲は NEWSを始め多数の楽曲に携わる作編曲家 Red-Tが全曲プロデュース。 遂に待望の1stアルバム(RAPH-2-HATZ)を2021年2月28日リリース。
『Tudo ou Nada』 は「一か八か」って意味で、やるんだったら自分の全てをここにかけようって
今回のデビューにつながる経緯をお伺いしたいのですが。
ずっと港で働いていたんですが、そこで元ラッパーって方がいてまして、 のりさんって方なんですけど、今回のCDの1曲目『Tudo ou Nada』にも「Shot out to my man のり」って入れてるんですけど。笑 その人が元々ラッパーっていうのを聞いて、そしてのりさんとビデオ撮ったりして遊んでたんです。 それをたまたま地元の幼馴染に送ったんですよ。その幼馴染がRed-Tさんと付き合いがあって「もし本気で音楽やるんだったら紹介してあげるよ」って。
それまでポルトガル語だったんですけど、日本語で真剣に(音楽を)考えて「やってみよう!」ってなって、Red-Tさんに会わせていただいて。 そして「じゃあレコーディングしてみよっか」言われて、1曲目の『Tudo ou Nada』が生まれました。 去年の2020年9月ですねレコーディングが始まったのは。7月にビデオを撮って友達に送って、9月にRed-Tさんを紹介してもらって9月の中旬には初のレコーディングでしたね。
レコーディングまでの流れは早かったんですね!
そうなんですよ! 9月にレコーディング始めて、地元のクルーのMQTONMP( Mais Que Tudo Ou Nada Music Production マイス・ケ・トゥドゥ・オウ・ナダ・ミュージック・プロダクション)を自分たちで立ち上げて、12月までに11曲を録りました。淡々と続きました。
なるほどそういった経緯があったんですね。 先ほどの話からすると、この作品の1曲目の『Tudo ou Nada』を主軸に作っていったということなんでしょうか?
最初いろんなビートを、Red-Tさんから5曲ほど送ってもらいまして。 その中からこの『Tudo ou Nada』になるビートが自分の中から燃え上がる思いになって。 その時にのりさんとの出会いやRed-Tさんとの出会いがあって俺はコレにかけるんだって思いでとりかかりました。
『Tudo ou Nada』って日本語で「一か八か」なんですよ。 「一か八か」って意味で、やるんだったら自分の全てをここにかけようって思いでとりかかりました。
この曲を録った時が10月入ったころの時で自分の思いに変化が現れた時で。 出だしの「今日も晴れ渡る空の下How I Gone too far」ってあるんですけど、自分がどこまで遠くまでいけるのか?ってイメージがある曲なんです。
自分が生きてると感じている瞬間などを考えさせられる事があって、これもリアリティを出したくて始めたからにはもう後には戻れないし命が尽きるまでは音楽を続けたいなって思いで作りました。 その時にやっていた港の仕事は自由時間があまり無いんですよ。夜中の3時には家を出て5時半には会社着いて仕事始まって夜21時まで働いて家に着くのは23時ってルーティンの毎日を3年間続けてきて「3 6 6 、24,7 眠らずにゲドる、plus one day わかるかね?」ってあるんですけど家に帰って23時から3時の間で自分に何ができるのか?って考えた時にこの曲が生まれたんですよね。 ありのままの事を綴ったような曲です。
続けて2曲目のGain The Dayが始まる。少しフュージョン的で自身のセッションでもよく用いられている楽曲がハープとピアノの幻想的な雰囲気でイントロが始まった。なんとサックスソロが組み込まれた演出があったりとSpark 7らしいバンドアンサンブルが印象的かつオーケストラによる広がりはこの曲の新たな一面を見せてくれた。
3. Cold Feet
Gain The Dayが終わるとオーケストラの人達は一旦履けてISAO自身の原点回帰としてギター、ベース、ドラムだけでの演奏をすると言う。Spark7ではキーボードが必ず入り場合によってはギターも更に加わって演奏される事が多い。そんなSpark7の楽曲をトリオで出来るのかと演奏が始まった3曲目Cold Feet。この楽曲はISAOが7弦から8弦へとメイン機として変わった時に作られた楽曲でギターでベースの様なスラップをメインリフにされて構成されている。そして本来オルガンで演奏されているメロディをなんとベースで演奏するアレンジがされている。リズムをギターでメロディをベースが演奏する本来ならば逆に考えられる事を多弦だからこそ、そして演奏力の高いメンバーだからこそなせる演出がされて全くトリオとは思わせないスリリングな演奏となっていた。
4. Zombies in a Dream
そのまま4曲目Zombies in a Dreamが始まる。ISAOらしいともいえるポリリズム的な激しいロックナンバーでありタイトルにもあるようにゾンビゲームをイメージとして作られている。この楽曲も本来キーボードやバッキングギターがあるなかトリオでのヘビーで疾走感ある演奏されておりベーシストの幅広いアレンジサポートとドラムの間を開けさせない手数アレンジなど演奏力の高さが存分に引き出されている。
01. Cube-Ray (Cube-ray収録) 02. Gain the Day (Spark7収録) 03. Cold Feet (Spark7収録) 04. Zombies in a Dream (Gravity Core, Spark7収録) 05. Atomic Destruction (Cube-Ray収録) 06. Tri Stars (Spark7収録) 07. Cricket Chorus (Spark7収録) 08. Seed (A STRIDE収録) 09. the Tower (soLi収録) 10. GOLF (the Shadow of Eruption収録)
2007年〜アメリカ在住の期間中に知り合った、世界的プログレッシブバンドのドラマーなどとミニアルバム2枚をリリースし、帰国後の2014年には、Thomas Lang(Dr) Philip Bynoe(B) 大高清美(Org) Tony Macalpine(G) e-ZUKA(G)を迎えフルアルバムをリリースしました。