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AIだけで曲を作れる時代が到来している

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ボーカロイドにDTMなど、現在の音楽シーンにおいて、人が演奏することはほとんどなくなっています。ただ、ボーカロイドもDTMも、あくまで人が作り出すものです。しかしこの先の未来、人が作り出す時代も終わろうとしています。

中には「AIだけで全てはできない」。そう思う人もいるでしょう。しかし現実には、全ての作業がAIだけで完結できる時代が来ているのです。実際にAIを導入した事例をいくつかご紹介します。

まずは作曲です。AIによる作曲技術は2019年から話題になっていました。AIに譜面やコードのパターンを学ばせ、曲調などを指示すると、学習した情報を基にAIが作曲してくれます。人間は曲調を指示するだけです。曲調を指示すれば、自動的に全てのパートをAIが作り出します。


では、次に作詞。AIによる作詞は2017年に生まれています。地下アイドルの「仮面女子」の『電☆アドベンチャー』という曲は、AIが作詞したものです。

この曲は国立大学法人電気通信大学と仮面女子がコラボレーションして生まれました。『仮面女子』のメンバーが曲のイメージをイラストにし、そのイラストを読み込んだAIが関連するワードを選び、歌詞にしています。

メロディに合わせた作詞や、言葉の並びはまだ不完全ですが、完璧に作詞をこなす日もそう遠くはないでしょう。

次にボーカルです。ボーカルに関しては2019年紅白歌合戦で披露された「AI美空ひばり」が記憶に新しいでしょう。

AI美空ひばりはヤマハとNHKが共同開発した音声合成技術で、美空ひばり本人の歌声や歌い方の特徴をAIに学習させることにより実現しました。

ボーカルだけではなく、セリフパートまでも作成しています。

あくまで過去の人物をサンプルしたものですが、複数の人物の歌い方を学習させれば、新しい声も生まれるでしょう。


さらに音楽に詳しい方なら「ミックス」という言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。「ミックス」とは各楽器やパート、それぞれの音量バランスや音色を調整する作業のことです。

今まではミックスはレコーディングエンジニアの仕事でしたが、ミックスもAIで可能となりました。

実はAIによるミックスソフトは、2017年『Neutron』として誕生しています。2019年には『Neutron3』がリリースされました。

Neutron3を使えば、ボタン一つでのミックスが可能です。

これらの技術によって、作曲・作詞・ボーカル・ミックスまで、全ての工程が揃いました。不完全なものもありますが、AIのみで曲を作り上げられるといっても過言ではありません。

全く人の手が必要ないか、と言われればそうではありませんが、これからの時代、AIだけで作られた曲が流れてくる日も遠くないかもしれません。


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<UC Review Vol.3>Shizuka Stillness Panel-SDM 吸音効果を検証

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Shizuka Stillness Panel-SDM

独自の吸音構造により空間の不要な反射音や定在波、ノイズを抑え込み「静寂な空間」=「正確なモニター環境」をつくりだすことができます。著名なプロミュージシャンやレコーディング・エンジニア、音響空間デザイナーの チームにより開発を行い、音のプロフェッショナルから音楽・オーディオファンのための空間づくりに最適な音響パネルです。

■1800mm×900mm

■重さ: 10.6kg

■パネル厚さ37mm程度

■蝶番が付いており折り畳み可能

■素材: 吸音ポリエステル / 遮音面: PVC (ポリ塩化ビニル) / 遮音面: PVC (ポリ塩化ビニル)

■カラー: ブルー、ブラック

■グラスウール100 ㎜=パネル厚 35 ㎜

今回この検証をおこなうにあたってパネル1枚で吸音効果があると思っておりませんでした。もし効果が感じられたらエンジニアやレコーディングスタジオでShizuka Stillness Panel-SDMパネルをなぜ必要とされているのかが分かると思いました。そして音楽制作のクオリティアップにも繋がるということを実感できると思い検証する事を決めました。

検証内容

・Shizuka Stillness Panel-SDMパネルでギターアンプを囲い録音

・Shizuka Stillness Panel-SDMパネルを囲わない場合を録音  

※アンビエンス音を録る場所は一番残響音がでるポイントでShure_SM57を立てて録音しました。

使用機材

・Guitar /Fender stratocaster American Delax

・Guitar Amp / BOSS KATANA-100 212 Mk2

・オーディオインターフェイス/ APOLLO TWIN USB Heritage Edition

・ダイナミックマイク/ Shure_SM57

Shizuka Stillness Panel-SDM パネルなし

Shizuka Stillness Panel-SDM パネルあり




検証結果

いかがでしでしたでしょうか?Shizuka Stillness Panel-SDMパネルがあるのとないのとでは残響音がカットされ音の輪郭がハッキリ聴こえることが分かります。違いがわかるようクリーンとディストーションの2種類で検証したので分からなかった方ももう1度聴いてみて下さい。
 
クリーンチャンネルではパネルを立てた場合が分かりやすく低音域が強調され各帯域がまとまった印象を受けました。

私も検証しながら感じたことは生で聴くより、DAW上に起こして聴いた方が更に変化が感じられました。レコーディング時のミックスダウンにも悪影響を与えず出したい音だけを出せるので宅録のクオリティアップにも繋がる音響機材だと感じました。

inspection by KAD from FooLiGANS
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あなたの音楽活動をサポートするバーチャル・プロダクション「Frekul(フリクル)」

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新型コロナウイルスの影響によりアーティスト活動が制限される中、様々な支援を受けることができるデジタルサービスがピックアップされています。

今回はオリジナル曲を作って活動しているアーティストの「宣伝」「収益化」「事務作業」を
さまざまな機能を通してサポートし、より素敵で効率的な音楽活動が実現できるWEBサービス、「Frekul(フリクル)」(以下Frekul)をご紹介します。

 

Frekulとは?

前項でもご説明しましたが、こちらでは具体的にFrekulで何ができるのかをご紹介します。

  • 音楽サービスへの配信
    無料で、世界中のストリーミングサービスやダウンロードストアに曲を配信できます。 
  • 音楽業界人にアピール
    専用ページに曲とプロフィールをアップしておくだけで、提携先企業にアピールし続けることができます。
  • 全国のカラオケに配信
    あなたの曲がカラオケJOYSOUNDに配信されて、全国のお店で歌うことができるようになります。

大きく分類して上記の3点のサービスを無料で開始することができます。楽曲配信を代行するサービスが増えている中、初期費用を抑えて配信代行以外のサービスも拝受できることが魅力となります。

※一部有料サービスや、楽曲の還元率等詳細はFrekulウェブサイトにてご確認ください。

 

広がる可能性

登録もメールアドレス、アカウントID、パスワードを設定すればほぼ完了し、サービスの利用が可能となります。

元手がかからず、収益を得られる可能性がありプロモーションも出来るこのサービス。事務所やレーベルに所属していても利用できます。また、Frekulは独自に店舗BGMアプリの「Simple BGM」なども運営しており、そちらも合わせて配信可能となります。

自身の楽曲をお持ちの方は是非一度チェックしてみても良いのではないでしょうか。

 

Frekul

https://frekul.com/

音楽家を守るプロジェクト#STAYMUSIC は『 Frekul 』 からご賛同いただいてます。

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<UC Review Vol.2>人気モニタースピーカー3種(JBL , GENELEC , PreSonus )

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総合格闘技RIZINやアジア最大のファッションショーなど数々のイベントの音楽監督を担当して来たコンポーザーであるUnited Code Limited(以後UC)代表佐伯をはじめ、UC関連の音楽のプロフェッショナルが機材レビューいたします!

インタビュアーは私、UCの木浪が担当、お送り致します。

第2回はプロのエンジニアの仕事で最も重要な機材とも言われている「モニタースピーカー」。その中でも鉄板の名器や人気の機種から3種ピックアップし、UC代表佐伯と共にレビューしていきたいと思います!

佐伯 栄一

2006年単身渡英し音楽活動を本格的に開始。

海外でのフィルムワーク、ファッションショーなどの音楽を担当。

資生堂IBUKI(アメリカ、ヨーロッパ)などのTVCMや日本テレビ開局60周年舞台真田十勇士の音楽、PlayStation Award2012 、総合格闘技RIZINなどの音楽を担当。

2016年にはノンバーバルの舞台「Infinity」と「GIFT」の音楽監督を務める。またメジャーアーティストへの楽曲提供、アレンジ、音楽制作チームLCA Creative Service名義での活動やアーティスト名義のPBJとしての活動など最先端のトラックメイカーとして日本、そして世界を視野に様々な活動に手を伸ばしている。

最近では多様なスタイルのオファーも多く、積極的に活動の場を広げている。

エンターテイメント性の高い音楽を追求する、時代の最先端をゆく音楽家の一人である。

まず今回、検証に使わせていただくJBL705P、Genelec 8331A、PreSonus Sceptre S6の3種の基本情報をご紹介します。



JBL 『JBL705P』

705P Powered

先ずはスピーカーとして安定の知名度、安心感、クオリティを兼ね備えた老舗 JBLから『JBL705P』。非常にコンパクトなボディーながらも1インチ環状ポリマー製大やフラムを搭載。一般的なチタンやアルミ製のダイヤフラムが持つ金属特有の響きが抑えられ、軽量で入力信号に俊敏に反応するため、繊細な響きにも極めて忠実に再生できます。

背面に液晶ディスプレイが付いているのが特徴。EQなど各種設定ができ、音の表現力の幅が広がりさまざまなジャンルに対応できます。最大音圧レベル107dB、寸法(W×H×D)152×269×273mmの5.5kg。



GENELEC 『8331A』

GENELEC

プロエンジニアに大人気のハイエンドGENELECモニタースピーカー 『GENELEC8331A』。今回の3つの中で一番小さいながら、パワーがすごい究極の同軸スピーカー。その驚異的なイメージング、拡張された周波数特性、制御された指向性、そして疲労のないリスンングにより、プロの現場でのレコーディングやミキシングの作業効率を高め、より豊富な情報による判断の一貫性をもたらします。マスタリングやメイン・モニターとしての使用に至るまで、極めて無色透明で中立的なリファレンス・モニタリングのパフォーマンス力を誇ります。最大音圧レベル104dB、寸法(W×H×D)189×305×212、6.7kg



PreSonus 『Sceptre S6』

presonus sceptre

そしてPreSonusからは『GENELEC8331A』同様の同軸スピーカー。同軸構造による音響偏差のないシステムのデザインは極めて高度で高価、なぜなら強力なDSPパワーと線蜜で洗練されたトランスデューサー・デザインが必須。そしてそれを実現するには外部プロセッサーを使用するハイエンド製品に限られていた。それをTemporal Equalization TQアルゴリズムにより、これまで超ハイエンド・システムでしか実現できなかったクリアで位相ずれない本物の同軸サウンドを提供する事が可能となった。

最大音圧レベル109dB、寸法(W×H×D)230×335×260mmの8.5kg。

使い勝手だけでいえば非常に似たタイプのモニタースピーカー3種。

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